2009/01/15

2008年愛聴アーティスト&アルバム

2008年の愛聴盤を振り返ってみようと思い、last.fmから年間チャートを見てみたら以下のようになった。





ただ、last.fmでのiPodとの同期が上手くいかなかった時期もあるし、MacやiPodで聴いていた音楽しかリストに残らないので、自分の主観的な印象とはだいぶ違うリストになった。

アーティストの方を見てみるとXTCがダントツで聴いている。昨年後半はXTCを6枚くらい大人買いしたりとマイブームが来ていたので当然の結果か。同じく大人買いしたのはパール兄弟の紙ジャケシリーズ。アソシエイションはエド・サリバンショーのDVDを見てはまって2枚買った。今年再結成のユニコーンは今までiTunesに入れてなかったCDを全部まとめて入れたせいか。意外なのはペイブメント。そんなに聴いた記憶は無いんだけど。たぶんパーティーシャッフルでのランクイン。

アルバムチャートを見るとバンプ・オブ・チキンが一位。これもそんなに聴いた記憶が無い。発売当初だけのヘビロテ。ライブラリーが膨大なのでわずかな期間でも集中して聴いたアルバムが上位に入ったよう。
The Whoの[Live at Leeds]は来日公演の前後で気分を盛り上げるのにかなり聴いたから2位は当然か。
大瀧詠一とJonathan Richmanのアルバムは随分昔から聴き込んではいるけれど、今年はそんなに聴いた記憶がないからびっくり。

そんなこんなが昨年の愛聴アーティスト&アルバム。
今年もやってみよう。


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2009/01/12

自作曲 : bit.mp3

しばらくGarageBandも立ち上げてなかったし、曲作りも遠のいていたので、軽い気持ちで遊んでみた。
ソフトシンセ音源による手弾きを引き延ばして編集したもの。
とにかく、しばらくは軽い気持ちでいくつか作っていこうと思う。日課としてこなしていく気持ちで。りっぱなものを作ろうと欲をかくと何も作れない状態になるから、こんな感じでいいや。

2009/01/04

書評:「Reading Hacks!」原尻淳一

READING HACKS!読書ハック!―超アウトプット生産のための「読む」技術と習慣
READING HACKS!読書ハック!―超アウトプット生産のための「読む」技術と習慣原尻 淳一

東洋経済新報社 2008-10
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「読む」という行為が、新しい何かを生み出す準備のための行為であることを前提とした、現代的読書術。

本や各種の情報が溢れかえっている現代、「飛ばし読み」というと言葉が悪いが、自分が何を求めて、その情報から何を感じ得たかをアウトプットすることを意識して読むことは確かに必要だと思う。自分を持ち続けるための技術とも言える。

これからはもっと、直感を信じてパッパと読んでいこう。気になったこと、思いついたことは、どんなことでもメモしよう。「ブログ読書カード」、ブログで読書記録を公開していこう。今までは迷ったり、面倒だったり、恥ずかしかったりして結局、自己の糧になるものを得ていなかったように思う。

それとポッドキャスティングを聴く習慣をもう一度つけようと思った。聴く時間がなくて止めていたのだが、最近、話し言葉の強さにとても惹かれる。文字でいくら知識を仕入れても口にされた言葉の説得力にはまるで歯が立たないことを痛感している。

「読書キット」もいいなと思った。僕も作って持ち歩こう。


P159「テーマは思い切って1つに絞りなさい。勇気を持って1つに絞る。すると何となく指向の軸ができてくる。それがあるとあらゆる情報はそれに付随してくる」


P187「ハニカム・データベース」
      1,アイデアファイル
      2,メモ帳
      3,データファイル
      4,ブログ
      5,教訓ノート
      6,名作ファイル

2009/01/01

Happy New Year!

あけましておめでとうございます。

年末年始はいつもあれこれと忙しい。
今年は特に実家の近くに引っ越したので、何かと雑用が増えた。
それはそうとして、せっかく海の近くに住んでいるので、頑張って早起きしてカメラを携えて竹芝桟橋に行ってみた。
家から出たらすでに街は薄明かり。遅かったかと思ったが、桟橋まで行ってみるとものすごい人出。たぶんここら辺がいいだろうととぼとぼ歩いていると、「出た〜」と人々が口々に叫ぶ。その声につられるかのように人波が移動していく。
そうして、ぽつりと空いたポジションがあったので、するすると入っていくと、ちょうど正面からするするとお日様が上がってきた。ついているなあと感激。
雲一つ無い晴天の中、本当に美しい初日の出だった。

送信者 New Album 09/01/01 7:28


皆様、良いお年を!

2008/12/27

書評:「ヴォネガット、大いに語る」カート・ヴォネガット

ヴォネガット、大いに語る (ハヤカワ文庫SF)
415011689X和田 誠 飛田茂雄

早川書房 2008-11-07
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ヴォネガットはニヒリストである。

しかし、人間は、人間社会はどうしようもないものと思いつつも、正義あるいは神の名の下における持てるものの都合の良い理屈からなる運命論には屈しない。
ヴォネガットは全体には絶望しているが各々の問題に対してのかすかな希望は捨てない。

ヴォネガットは各種の講演やエッセイ、書評、インタビューが納められた本書で語り続ける。
富はもっと公平に分配されるべきである。社会共同体を再構築し人々の絆を取り戻すべきである・・・
それはかなわぬ夢であるどころか、そうした思想が返ってより悪い結果しかもたらさないこともヴォネガットは充分に知っている。

だけど希望を繰り返す。
人間は絶望的に愚かであるが、希望を語れなくなるほどの絶望はないから。
むしろ肥大化した脳が、退化して動物になった方が人間は幸せだろうと思いつつも。

笑いながらでも泣きながらでも希望を語り続けること。
大いに語ることはとても健康的だ。